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Introduction イントロダクション



河瀨直美監督、ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏。世界で活躍する3人の映画人の運命的な出会いが、新たな傑作を誕生させた。

きっかけは、2017年5月の「第70回カンヌ国際映画祭」だった。河瀨監督が公式ディナーで、本作のプロデューサーであるマリアン・スロットと同席となり、『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞に輝く仏名女優ビノシュを引き合わせたのだ。互いにリスペクトしていた2人は、国籍や言語の違いを越え、意気投合。ビノシュが河瀨監督の次回作の出演を熱望したことから、翌6月には制作が決定した。

河瀨監督はすぐさま、オリジナル脚本を執筆。ビノシュの相手役には、『あん』『光』でタッグを組んだ永瀬が決まり、9月初旬にクランクイン。夏パートの前半、秋パートの後半に分け、12月初旬にクランクアップした。 さらなる深化、進化を見せる河瀨監督の最新作に世界が注目している。

Story ストーリー

夏、緑が青々と茂る奈良の神秘的な森。紀行文を執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌは、通訳兼アシスタントの花とやってきた。彼女は、薬草の一種で幻の植物“Vision ”を探している。旅の途中、森で暮らし、森を知り尽くす山守の無口な男・智と出会うが、智も「聞いたことがない」という。やがて、言葉や文化の壁を越えて、心を通わせていく2人。季節は流れ、森が赤く色づく秋。智のもとに、山守の若者・鈴が姿を見せ、運命の歯車が動き出す……。ジャンヌがこの地を訪れた本当の理由とは何か?山とともに生きる智が見た未来(ビジョン)とは?